ユーモアのセンスを磨く最も良い方法とは?例文から学ぶ言葉の作り方
嫌なことがあった時、それをストレートに受け取るとネガティブになりますが、ユーモアで受け止め方を変えられたらハッピーですよね。また個人的なことだけでなく、仲間でいるときにもユニークな言葉は楽しいものです。
ところがユーモアって案外難しいものでもあります。そこでユーモアのセンスを磨くためにはどうしたらよいのでしょうか。そのポイントを研究してみました。
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目次
まずは、ユーモアのセンスを磨く方法として、いろいろなものから学ぶことをお伝えします。
ユーモアのセンスを磨くには良いお手本から
動画・テレビ・DVD・CD・書籍などいろいろなメディアがありますが、良いお手本にふれることでセンスを磨くことができます。まずそれらの中からユーモアある表現を見つけてみましょう。
一方同じ笑いにも皮肉なものや風刺したものなどいろいろあるものです。表現を探す前に、「何がユーモアか」をつかみたいと思います。
ユーモア(英: humour、独: humor, フモーア)とは、人を和ませるような《おかしみ》のこと。
引用元一部抜粋:Wikipedia
ということ。やはりただ笑いを取ればよいというものでもなさそうです。人を和ませることが重要なんですね。だからキツイ表現や人を傷つけるようなものはご法度でしょう。周りを和ませて、クスッと笑わすようなもののことを言います。
さてユーモアのセンスを磨くには具体的には次のようなものにふれてみることです。これらは様々な場面でユーモアある言葉が垣間見られますから、それを捉えくすっと笑ってしまいましょう。
お笑い番組・バラエティ番組
お笑い番組やバラエティ番組は笑いの宝庫だと思います。でもユーモア以外の笑いもあると思うので選びながら研究したいですね。そこに登場するお笑いタレントさんに注目です。
私は個人的には「ホンジャマカの石塚英彦」さんや「小堺一樹」さんが好きです。
石塚さんは22年ぶりに相棒 恵 俊彰さんとコントをやることになった時に、自らのコメントで…
「息子にはしばらくホッケーの選手だと思われていた(笑)ので、コントを子どもたちに見せたい気持ちもありますね。今は、コントがやれてうれしくて仕方ないです。…」
と、まあ上手に自らのことをユーモアをもって語っています。
彼らは笑いを取るのに、他の人に矛先を向けることはないですよね。向ければ自分自身でしょうか。ともかく嫌味のない笑いを取れるという点で、ものすごくユーモアのセンスが高いと思います。彼らの会話を要チェックです。
落語
落語もそもそも笑いの大御所。古典落語、新作落語など古いものから新しいものまであります。でもちょっと敷居が高いかも知れませんね。そんなときは「創作落語」です。落語家がオリジナルで作ったもので、時代背景なども現代的なものもあります。
おすすめは立川志の輔さんの『買い物ぶぎ』。妻に買い物を頼まれてドラッグストアに出かけた男と、間抜けな定員とのやり取りを描いた作品です。わかりやすいし笑えますよ。
小説・エッセイ
小説も笑えるものはたくさんあると思いますが、私が実際読んで面白かったのは『さくらももこ』さんのエッセイですね。いろいろ出版されてます。まずおススメは『もものかんづめ』。ご本人が初めて書かれたエッセイ本ですが、短編でとても読みやすいですよ。
さくらももこさんの作品を以前に電車の中で読んだのですが、ちょっと読めなくなるくらい笑ってしまいました。爆笑するのがユーモアとは限りませんが、ともかく面白いです。
また斎藤一人さんの著作もユーモアがあります。ここではひとつ例を挙げてみましょう。
『で、この前、会津に行ったの。講演の前に、蕎麦屋へ行ったんだけどもね。もう、遅いの。ともかく、出てこないの。
でね。そこでね、「遅い」っていっちゃダメなの。
「遅いね」じゃないの。
「今日は、昼から懐石料理ですね」 *会場、爆笑
ハハハ……。とね、それだけでね、「ふっ」と笑えるの。』
引用元一部抜粋:二千年たってもいい話 斎藤一人 イースト・プレス
さすが斎藤一人さんですね。本当に素晴らしいです。こんな風にいえたら、自分だけでなく周りの人も笑っちゃう。やっぱりユーモアって場を和ませるものなんですよね。ここが他の笑い、「ジョーク」とかとは違う点です。
それから、周りに人がいなくて自分ひとりでいたとしても、受け止め方が変わって気分よく居られます。これ幸せの秘訣でもあります。ユーモアの効用はスゴイ。
それでは次に、この斎藤一人さんの文を例に、ユーモアのある言葉を作るためのポイントをお伝えします。
ユーモアセンスのある言葉の作り方とポイントとは
ユーモアある言葉や会話にふれて、いいなあと思うだけでは身に付きません。さらにユーモアある言葉を身に着けるには、その作り方のポイントを意識して、自分でも研究し真似てみることでしょう。そのポイントを上記例を使ってお伝えします。
態度や姿勢の柔らかさを学ぶ
準備になることなんですけれど、その経験した状況なりをどうとらえるかが大切です。蕎麦屋さんにいって注文したものが出てこなかったら、おそらくイライラしますよね。私なんかも「まだか、まだか」となってしまいます。
まずここからが大切。イライラして怒り出したら、もうユーモアは出てこなくなってしまう。名人たちはその態度や姿勢が違います。
石ちゃんがロケで街を練り歩くシーンが良くありますが、とてもリラックスしていますよね。ここがセンスを磨くポイントのひとつ。ちょっと笑えないよと言う状況でも、まずは微笑むこと。その準備として、
- 意識的に微笑み、頭を柔らかくする
まずどんな状況でも”微笑む、笑う”こと。そうすると頭が変わってきます。発想が豊かになってくるようですよね。考えてみればわかりますが、自分が笑わなくて人を微笑ませることはできません。頭を柔らかくほぐしましょう。
対象を捉えて、視点を変えてみる
イライラせずに笑う、微笑むと頭が切り替わってきます。そこで「遅い」とそのままストレートに考えて言ってしまうのではなく、別の視点から見られないか考えてみます。その際に、”何を”対象にするかが大切です。その対象をつかむこと。
蕎麦屋さんつまり人を対象とするか、
蕎麦というモノを対象とするか、
遅いという状況を対象とするか…
私の意見としては、人を対象とはしたくないですね。言葉を人に向けると、どんなに面白いものでも、笑いにつながる以上、言われた方としては「バカにされた」と受け取られてしまわないだろうかと思います。
- 何を対象にするかを意識する。人を対象としない方が良い
今回は「遅い、なかなか出てこない蕎麦」というモノと状況ですね。
そしてそれらについて名人たちの視点の変え方をまねましょう。
- 視点の変え方をまねる。そのコツは客観的に見ること
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似たものをさがし、笑いにつながる言葉はある?
視点を変えて、面白いことにつながる言葉を見つけます。名人たちはどんな言葉を見つけているのかを学びましょう。
そのポイントは似たものをさがすこと。類推や比喩ですよね。さらに同じ似たものでも”品のあるもの”を探すことでしょう。
- 似たような、品のあるものを探す
また名人たちは”ギャップ”のある表現を生み出せるのがスゴイですよね。
- ギャップを意識する
蕎麦と懐石料理では高級感にギャップがあって、笑いにつながるのがユーモアのセンスの秘密です。ギャップがあることもとても大切なポイントです。
まとめ
ユーモアのセンスを磨く方法やポイントについて私なりに研究してみました。
ユーモアのセンスを磨く方法は
- ユーモアのセンスの高い、良いお手本にふれること
- お手本としてお笑い番組・バラエティ番組、落語、小説・エッセイなどを題材にする
- 作り方のポイントを意識して、自分でも研究し真似てみること
そしてユーモアある言葉を作るためのポイントは
- 意識的に微笑み、頭を柔らかくする
- 何を対象にするかを意識する。人を対象としない方が良い。
- 視点の変え方をまねる。そのコツは客観的に見ること。
- 似たような、品のあるものを探す。
- ギャップを意識する。
初めはユーモアある表現に親しみ、その作り方からポイントを学びまねてみること、もちろん自分なりに楽しんでみることですね。そしてヒラメキで出てくるようになったらもう達人でしょう。
ちょっと大げさですが人生我慢が必要な時ってあると思います。たいがいのことは我慢するとよいのでしょうが、我慢のし過ぎは自分に無理が出ます。
そんなときにはこんな風に楽しいことに変えてしまったらハッピーですよね。そしてみんなで居るときに楽しさを振り分けられたら、みんなハッピーです!ご参考に。
最後までご覧頂いてありがとうございます。
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