アイデアに行き詰った時、すばやく解決するには?
何か仕事をしていて、アイデアに行き詰ってしまうことってありますよね。
出てきたとしてもありきたりなものにになってしまって、面白みがなかったり…
そんなときに便利なシートがあります。
物事をいろいろな角度から見て発想する、そして再構築する
アイデアを発想するというと…「オズボーンのチェックリスト」やいろいろな発想法がありますよね。
今回は『Fast Idea Generator』というアイテムです。
特徴的なのは
考えを広げる手がかりとなるような9つの項目と
それぞれについて「通常のルール」「型破りな方法」を書き出せるようになっています。
その9項目とは…
(1)逆転の発想
(2)アイデアの統合
(3)アイデアの拡張
(4)細分化
(5)新しい要素の追加
(6)削るべきもの
(7)別ジャンルのことと関連させる
(8)別ジャンルの実践から学べる要素は?
(9)一番言いたいこと
ですね。
例えば、「インドで教師をやっているが、田舎なので各家庭から学校までが遠い。
多くの子どもは学校や幼稚園にも通ったことがないので、
教育の制度を変えて多くの子どもに学んでもらいたい」というという難題に直面した場合を考えてみます。
「学校に通えない子どもに教育を受けさせるには?」という議題について
Fast Idea Generatorを使うと、以下のような感じに。
(1)逆転の発想
・通常のルール:教室で子どもが学ぶ
・型破りな方法:子どもいる場所に教室を持っていく
(2)アイデアの統合
・通常のルール:教師と保護者が対立する
・型破りな方法:教師=保護者になる
(3)アイデアの拡張
・通常のルール:保護者は学校に子どもを連れてくる役割
・型破りな方法:保護者も一緒に授業を受ける
(4)細分化
・通常のルール:1対多数の授業
・型破りな方法:少数グループによる授業
(5)新しい要素の追加
・通常のルール:いくつかの地域の子どもが集まる1つの学校
・型破りな方法:村で幼稚園の授業も行う
(6)削るべきもの
・通常のルール:教師になるには国家資格が必要
・型破りな方法:国家資格は不要
(7)別ジャンルのことと関連させる
・通常のルール:マーケティングと教育は別
・型破りな方法:マーケティングは教育の訓練の一部
(8)別ジャンルの常識を転用すると?
・通常のルール:教師は特別な機関で訓練する必要がある
・型破りな方法:友人に雇われる
(9)究極の目標
・通常のルール:決まった1箇所で授業が行われること
・型破りな方法:いつでも、どこでも学べること
書き出したアイデアについて、「これはやりすぎ」「いまいち」「実現が難しい」など評価を行っていき、実際に行動に移すべきことを検討していくわけです。
通常の”ルール”と”型破り”な方法とをあえて比較・発想する
そしてそれらから、現実検討して『再構築』するというところがキモですね。
現状から開始しながらも、その行き詰まりを、いったんこわしたり曲げたりなどすることで、
あらたな発想を得るということがとても役立ちますね。
もちろん、現実的には「時間」「費用・経済的」「人的資源」などなど他の要因がもちろん
絡んでくるでしょう。
ですから個人的には
そしてココから再構築することも、大事なのだと思います。
ちなみに上の例だったら…
地理的問題なら
地域ごとに子供を集めて
先生不足なら、
保護者なり年長者が、教育プログラムを学んでそれを教えてもらう
お金が許すなら
E-ラーニングもあり(電波が届く??)
確かに難題に対する解決するアイデアができますよね。
こんなツールも持っていると役立ちますね。
最後までご覧いただいてありがとうございます。
<出典:Gigazine http://gigazine.net/news/20151204-fast-idea-generator/>